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C-17に装備されたDIRCM(SLTA) 指向性赤外 線 対抗 装置(しこうせいせきがいせんたいこうそうち 英語: Directional Infrared Counter Measures, DIRCM)は、赤外線誘導ミサイルから航空機を防御する装置の一つ。レオナルド S.p.A、エルビット・
C-17に装備されたDIRCM(SLTA)
指向性赤外 線 対抗 装置(しこうせいせきがいせんたいこうそうち 英語: Directional Infrared Counter Measures, DIRCM)は、赤外線誘導ミサイルから航空機を防御する装置の一つ。レオナルド S.p.A、エルビット・システムズ、ノースロップ・グラマン、ITT、およびBAEシステムズによって開発されたもので、光波妨害技術を利用して、航空機を一般的な戦場の脅威から保護するために設計された小型軽量なシステムであり、従来の赤外 線 対抗 装置( 英語 版 )よりも高度な対抗装置となる。
また「DIRCM」とは、Su-57に採用されている101KS-O赤外 線 対抗 装置同様、赤外線を探知追跡し、その赤外線に対して直接レーザーを照射する赤外 線 対抗 装置の総称としてとしても使用される。
メーカーにより多少異なるが、複数の赤外線、紫外線探知センサー、高フレームレートのサーマルカメラ、俊敏なミラーターレット[1]ないし光の照射部を主に使用して構成される。システム初期には照射部の光源にガスアークランプが用いられていたが、近年はレーザーが採用されている[2]。
ミサイル発射をセンサーで探知して脅威判断を行い、脅威と判断されたミサイルは追跡し、照射部からミサイルシーカーに向けレーザーを照射することで幻惑させて目標を見失わせると同時に、特別な波長によりミサイル誘導システムにコースを逸脱していると判断させることで誤ったコース修正を行なわせる。これによりミサイルは命中コースから外れ、脅威とはならなくなる仕組みである[2]。この全ての行程は2~5秒程度で自動的に行われるため乗員側で対応する必要は一切無く、18,000ft以上に達するとMANPADSの射程外となるため装置は自動的に停止する仕組みであり[2]、複数の目標に対しても作動する。
AN/AAQ-24 Nemesisも同様に指向性赤外線妨害(DIRCM)システムである[3][4]。1999年、アメリカ特殊作戦軍によるプログラムの最優先課題内の一つとしてノースロップグラマンと契約したことで開発が始まり[5]、 アメリカ 空軍 特殊 作戦 コマンド で 運用 さ れ て いる AC – 130 ガンシップ や MC – 130 コンバット ・ タロン に 装備 さ れ て いる[5]。
このシステムはミサイル警報装置 (AN/AAR-54)、統合ユニット、プロセッサ、小型レーザー送信アセンブリ(Small Laser Transmitter Assembly, SLTA)(照射部)で構成される。初期の照射部はアークランプを使用して妨害信号を生成していたが、ノースロップ・グラマンが生産している新しいバージョンでは、ダイオード ポンプ ・ ソリッドステート ・ レーザー( 英語 版 )を採用したレーザーSLTAに変更されている。完全自立式のミサイル35種によってテストが行われ、成功したことで製品化されており[5]、 アメリカ ・ イギリス 両軍 で の 攻撃 ヘリコプター や 輸送 ヘリコプター 、 オランダ 軍 の 一部 戦闘 ヘリコプター に 採用 さ れ て いる 他[6]、アメリカ海兵隊で運用されている大統領専用ヘリコプターマリーンワンであるVH-60N[7]、 vh – 92[8]にも採用されている。
大型 航空 機 赤外 線 対抗 システム ( large aircraft Infrared counter – measure System , laircm ) is システム は AN / aaq – 24 ネメシス を 使用 し た 大型 航空 機 向け の システム で ある 。 アメリカ 空軍 と の 36億 ドル の 契約 が 締結 さ れ て おり 、 2025 年 まで 順次 装備 さ れ て 行く 予定 で ある[9]。LAIRCM-Liteもあり、これはLAIRCMシステムの可用性が限られているため、レーザージャマーとフレアの組み合わせによるC-17向けのシステムとなっている[10]。
AN / aaq – 24 は 国防 安全 保障 協力 局 に よる 議会 へ の 必要 書類 の 提出 が 行う れ 、 国務 省 の 対外 有償 軍事 援助 の 承認 を 受ける た こと で 、 カナダ 軍 の ch – 47 用[11]、アラブ首長国連邦のC-17用[12]、カタール政府専用機747-800用[13][14]、 オマーン 政府 専用 機 の b 747 – 400 および b 747 – 800 用[15]、オーストラリア国防軍のC-130J用[16]、ニュージーランド軍のP-8用[17]、 インド 政府 専用 機 ボーイング 777 用[18][19]、 ノルウェー 軍 の p – 8 用[20]、日本航空自衛隊のKC-46A用[21]、NATO保守整備補給機関のC-130用[22][23]、など各国に対し供与が行われている。
防衛 省 技術 研究 本部 ( 現 ・ 防衛 装備 庁 ) が 開発 し て い た 指向 性 赤外 線 妨害 装置 ( dircm ) システム で ある 。 国際 平和 維持 活動 等 の 海外 派遣 任務 の 増加 が 想定 さ れる 状況 の 中 、 携行 型 地 対空 ミサイル の 脅威 から 輸送 機 等 の 大型 機 を 守る ため 、 研究 の 開始 is 決定 が 決定 さ れ た[24]。
2004 年 ( 平成 16 年度 ) から 2008 年 ( 平成 20 年度 ) まで 研究 試作 が 実施 さ れ 、 並行 し て 2005 年 ( 平成 17 年度 ) から 2011 年 ( 平成 23 年度 ) まで 所内 試験 を 実施 し 、 研究 is 完了 は 完了 し た 。 開発 総 経費 is 円 は 約 74億 円 で[25]、装置の製造は東芝が担当した。C-1FTBに装置を搭載して試験が行われた他、CH-47J/JAへの搭載試験が行われた模様である。
発射 さ れ た ミサイル の 赤外 線 シーカー に 向ける て 妨害 レーザー 光 を 照射 し ミサイル の 追跡 を 妨害 する と いう 、 基本 的 な 構成 は 諸 外国 の もの と 変わる ない が 、 本 システム は ミサイル シーカー の 種類 を 識別 し 、 その 種類 に 応ずる た 妨害 が 可能 で ある など 、 より 多 機能 な もの と なっ て いる[25]。
研究開発自体は完了したが、2020年の時点で装備化はなされていない。