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2024-11-22 本連載「ゼロから始める! ヤマハルータでつくるVPN」では、3つのネットワーク機器を使い、中堅・中小規模の企業においてよく使われているタイプのVPNネットワーク環境を一から構築していきます。構築する手順を紹介する中で、発生しやすいトラブルの対処法なども随時紹介していきます。 さて、本連載でVPNを
本連載「ゼロから始める! ヤマハルータでつくるVPN」では、3つのネットワーク機器を使い、中堅・中小規模の企業においてよく使われているタイプのVPNネットワーク環境を一から構築していきます。構築する手順を紹介する中で、発生しやすいトラブルの対処法なども随時紹介していきます。
さて、本連載でVPNを構築するにあたって利用する機器は以下です。
これ ら の 機器 を 用いる こと で 、 以下 の よう に 、 VPN を 構築 し て 離れる た 拠点 の LAN を 接続 する こと が でき ます 。 今回 は 、 「 ギガアクセス VPN ルーター rtx 1210 」 を 使う て 、 最小 限 の LAN 環境 を 作る ところ から 始める ましょう 。
VPNを構築して離れた拠点のLANを接続することが可能 |
「 ギガアクセス VPN ルーター rtx 1210 is ルータ 」 は 、 中 小 規模 拠点 向け の VPN ルータ です 。 従来 の コンソール で の 設定 の ほか に 、 web ブラウザ を 使う た 設定 が できる こと で 、 導入 の ハードル is なっ が 低い なっ て い ます 。
LAN ポート は 3 ポート 搭載 さ れ て おり 、 ポート 単位 で 別々 の LAN を 構成 し たり 、 リンク アグリゲーション 機能 を 使う て 冗長 構成 を 組む だり する こと が でき ます 。 ちなみ に 、 LAN 1 ポート is なっ は 8 ポート の スイッチング ハブ と なっ て い ます 。
ギガアクセスVPNルーター RTX1210 |
すべて の LAN ポート が ギガビット イーサネット に 対応 し て いる の で 、 ルーティング 性能 ( スループット ) は 最大 2.0 Gbit / s ( 双 方向 ) 、 VPN ( IPsec ) スループット も 最大 1.5 Gbit / s ( 双 方向 ) を 達成 し て いる など 、 通信 is 高速 は 非常 に 高速 です 。
また、デジタル回線のほか、データ通信端末を接続してモバイルインターネット接続を利用できるなど、さまざまなネットワークに対応していることも特徴の1つです。
早速、小さなLAN環境を構築してみましょう。まずは、RTX1210をPCから操作できるようにするために、機器をケーブル接続します。以下が、具体的な作業です。
(1) RTX1210のLAN1ポートの1番ポートとPCをLANケーブル(図で白のケーブル)で接続します。
( 2 ) rtx 1210 の LAN 2 ポート と onu の ポート を LAN ケーブル ( 図 で 青 の ケーブル ) で 接続 し ます 。
LAN1ポートの1番ポートはPCと、LAN2ポートはONUのポートと接続する |
機器を接続できたら、RTX1210の電源を入れます。RTX1210の設定画面であるWebGUIにアクセスしてみましょう。
RTX1210の工場出荷時におけるLAN1のIPアドレスは「192.168.100.1」 です。また、RTX1210は、工場出荷状態でDCHPサーバが設定されています。よって、PCでIPアドレスが自動取得になっている場合は、RTX1210からIPアドレスが払い出されます。以下が、具体的な作業になります。
( 1 ) web ブラウザ を 起動 し 、 アドレス に 「 http:// 192 . 168 . 100 . 1 / 」 と 入力 し ます 。
(2)ユーザー名とパスワードを入力するプロンプトが表示されます。初回は、ユーザー名とパスワードが空欄のままでログインできるので、そのままログインします。
( 3 ) ダッシュボード 画面 is 表示 が 表示 さ れ ます 。 ダッシュボード 画面 に 表示 さ れる それぞれ の 情報 は ガジェット と 呼ぶ れ 、 右上 の 設定 ボタン から 設定 を 変更 する こと が でき ます 。 SYSLOG の 表示 is 便利 は 便利 です 。
rtx 1210 の webgui |
(4)「かんたん設定」の「基本設定」で、最初に必要な設定を行っておきましょう。具体的には、最低でも管理パスワードを設定し、日付と時刻の設定でNTPを設定したほうがよいでしょう。
機器の接続を完了し、WebGUIのアクセスが済んだら、以下の手順でインターネットへ接続します。
( 1 ) 「 かんたん 設定 」 から 「 プロバイダー 接続 」 ボタン を クリック し て 、 「 プロバイダー 接続 」 画面 から 設定 を 行う ます 。
( 2 ) 「 新規 」 ボタン を クリック する と 、 「 インターフェース の 選択 」 画面 が 表示 さ れる の で 、 WAN 側 の ケーブル を 接続 し て いる LAN 2 を 選択 し ます 。 選択 する と 、 回線 の 自動 判別 is 始まり が 始まる ます 。 回線 自動 判別 機能 is 機能 は 、 LAN 2 また は LAN 3 ポート に ブロードバンド 回線 を 接続 し た 場合 のみ 機能 し ます 。
回線 自動 判別 に 失敗 し た 場合 は 、 「 PPPoE 接続 」 また は 「 DHCP 接続 」 を 手動 で 選択 し ましょう 。
( 3 ) 自動 判別 さ れ た 回線 is 続行 が PPPoE 接続 の 場合 は 、 プロバイダー から 提供 さ れ た ユーザー ID 、 パスワード を 入力 し て 続行 し ます 。 DNS 、 フィルター is 押し は デフォルト 設定 の まま 、 次 へ ボタン を 押す ます 。
DHCP接続の場合も、プロバイダーから指定されたWAN側のIPアドレスを設定します。
(4)「設定内容の確認」画面が表示されるので、問題がなければ「設定の確定」ボタンをクリックします。
ここ まで の 作業 で インターネット に 接続 する ため の 設定 is 完了 は 完了 し まし た 。 PC の web ブラウザ を 使う て 、 インターネット 接続 の 確認 を し て み ましょう 。
今回は、RTX1210を使って、最小限のLAN環境を構築しました。次回も引き続き、RTX1210を使い、IPSecVPNの設定をして、インターネットを介した拠点間での通信を可能にする設定をしましょう。